2009年07月01日
どっこいしょ

各登山口には、白装束に金剛杖を持った行者が全国各地から集まり、「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と唱えながら登り始めます。
日本では昔から山岳信仰が盛んで、山は神聖視されていたため、通常、霊山には山伏や僧侶しか立ち入ることができませんでした。
その禁を解き、夏の一定期間に限って一般の人々にも入山を許可するようになったのが山開きです。
「六根清浄(ろっこんしょうじょう) 」
六根とは「眼耳鼻舌身意(げんにびぜつしんに)」(「意」は心を指す)を総称する仏教語で、身体の器官とその働きを表します。
六根清浄には、山の自然と一体となって六根を清らかにし、見るもの聞くものなどにとらわれた心を無にするという意味が込められています。
私たちが日頃よく使う「どっこいしょ」という掛け声は、この六根清浄がなまったものといわれています。
Posted by
有限会社 アーム
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15:54
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